日本給水党(団地給水塔鑑賞ブログ)
  1. Top
  2. » 公営住宅の給水塔
  3. » 奈良市営二名住宅

奈良市営二名住宅

奈良市営二名住宅の給水塔

完成:1989年(平成元年)
戸数:未確認
撮影:2011年11月、2012年10月
Googleマップ

更新の間が空いてしまいましたが、前回に引き続いて奈良県の公営住宅。
近鉄けいはんな線、学研北生駒駅から徒歩20分ほどのところにある奈良市営二名(にみょう)住宅です。


奈良市営二名住宅の南側中層棟
南側の車道に面した1~4号棟は、よくある中層フラット5階建て。
よく見ると各棟の屋根の上に高置水槽が載っています。


奈良市営二名住宅の滑り台
付近にはささやかながら、小さな公園があります。
滑り台とシーソーとベンチ。


奈良市営二名住宅2号棟
高置水槽があるということは、これらの棟には給水塔は必要ありません。
未確認の情報ですが、1~4号棟は昭和53年ごろに建てられたようです。
その際に給水塔は必要なかったのですが、1~4号棟の北側に平成元年に建てられた5~9号棟には高置水槽を設けず、新たに給水塔を設置したようです。


奈良市営二名住宅の給水塔その2
その給水塔がこちら。
一見シンプルなむき出し型ですが、実はかなりの力作であることが分かります。


奈良市営二名住宅給水塔の弥勒菩薩半跏思惟像
なかでも一番の特徴は、給水塔の下側にあるこのシルエット。
最初は気づかなかったのですが、よーく見るとなにかに見えてきませんか?

仏様に見えないでしょうか。
(と言いながら、それほど仏教に詳しくはないので具体的に何かは分かりません…。弥勒菩薩半跏思惟像かなとも思ったのですが、半跏思惟像がある広隆寺は京都だから違うかな。詳しい方はご教授くださいませ)

最初はもっと分かりやすいイラストのパネルか何かが貼られていたのか、もとからこの状態だったのかは分かりませんが、これはびっくり。基本的に行政が造る団地やニュータウンにおいては宗教的なものは排除されることが多いので、これはかなり珍しいことだと思います。
さすが古都奈良。


奈良市営二名住宅給水塔の基部と時計
給水塔の基部には時計が付いてます。


奈良市営二名住宅給水塔のらせん状基部
上へと登る螺旋階段の踏み板の横についた、螺旋状の金属板。


奈良市営二名住宅給水塔の螺旋階段
手すりももちろん螺旋状。螺旋階段っていいですよね。


逆光の奈良市営二名住宅給水塔
逆光に映える螺旋階段。


奈良市営二名住宅給水塔中間部の小屋
階段の途中に小屋が設けられていました。
休憩所?


下から見上げた奈良市営二名住宅給水塔
曇り空にも映える、硬質の魅力。


奈良市営二名住宅給水塔の頂部
頂部の水槽を覆うように付けられた、雲のシルエット。
螺旋は階段が終わっても伸びていき、避雷針に絡みつくようなデザインになっています。


奈良市営二名住宅の中庭と給水塔
給水塔を取り囲むように建っている5~9号棟についても少し。


雁行した奈良市営二名住宅住棟南側
南側から。雁行した形状になっています。
屋根は切妻屋根。
各ベランダにある格子状の4つの穴も、どことなく和のテイスト。


奈良市営二名住宅の和風の壁
材質はコンクリートだと思いますが、土塀のような壁もあります。


給水塔前の奈良市営二名住宅住棟
住棟の北側。
屋根には瓦が使われ、1階部分は円柱が並び一部ピロティになっています。


奈良市営二名住宅の屋根付き通路
8号棟と9号棟は円柱に支えられた屋根付きの通路でつながっています。


さすがに平成の住棟と給水塔は凝っています。
新しいけれど「伝統的な日本」を志向しているというのも、なかなか興味深いところですね。
関連記事

Comment

Comment Form
コメントの投稿
HTMLタグは使用できません
ID生成と編集に使用します

Page Top

Trackback

Trackback URL

http://kyusuitou.blog87.fc2.com/tb.php/176-4842d66f

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Page Top

日本給水党と党首について

UC

党首:UC
2008年10月結党。
以来、世間一般からはもちろんのこと、団地鑑賞界においても給水塔鑑賞界においても傍流に置かれがちな“団地の給水塔”の地位向上を目指し活動している。
→もっと詳しく

よくある質問と答え

団地愛好家集団
チーム4.5畳
の一員として、団地イベントの開催や団地ラジオの配信等をやってます。

給水塔形状別の団地一覧
掲載済み団地一覧
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ

タグリスト
リンク