日本給水党(団地給水塔鑑賞ブログ)
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富士製鐵北野社宅

s-DSC06976_DxO.jpg

完成:1951年ごろ?(昭和26年ごろ?)
戸数:未確認
撮影:2011年12月
地図

姫路市の広畑といえば、新日鐵広畑製鉄所。
その製鉄所のすぐそばにあるのが、この社宅。
ただ、訪問時にはすでに囲われていて、銘板等もなくこの団地の詳細な情報は分かりません。
(今回の写真は全て囲い越しに撮影しています)
しかし、立地的に新日鐵(建設当時は富士製鐵)の社宅と考えて間違いないでしょう。
また築年を昭和26年ごろとしているのは、兵庫県住宅供給公社年報の昭和26年の項に、この団地と同じ場所に分譲団地を建設した旨の記載があるためです。
住棟の形状等から考えても妥当だと思いますが、詳細に資料を精読して確定した情報ではない事を予めご了承ください。

s-DSC06970_DxO.jpg

ま、そんな細かい事は置いておくとして、まずは給水塔をご覧ください。
さすが製鉄会社の社宅だけあって、見事にオール金属製!
全体的に兵庫県営住宅の給水塔と似た形状だし、会社側がどこまでこの給水塔に関わったのかは不明ですが、製鉄会社の給水塔に相応しい造りであることは確か。

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冬空に冷厳な光沢を湛えて聳え立つ給水塔。

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住棟北面。住棟タイプにはそれほど詳しくないのですが、昭和20年代の住棟は屋上で洗濯物が干せるように、階段室が屋上まで繋がっているものが多いですよね。

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住棟の前に何やらコンテナのような物が。解体作業にでも使うのでしょうか。

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コンクリート製の庇が並ぶ様はなかなか壮観。

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1階からさらに半地下に行く階段が。これも昭和20年代の住棟でたまに見かける仕様。

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南側はこんな感じ。手すりやサッシは取り替えていると思いますが、ベランダ自体は元からあったように見えます。

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団地の南端。航空写真で見ると駐車場として使われていたようですが、元々はグラウンドとして設計された空間なのでしょう。
主を失って本来の姿を取り戻すというのはちょっと皮肉。

s-DSC07003_DxO.jpg
その航空写真を見れば分かる通り、典型的な南面並行配置です。

s-DSC07010_DxO.jpg
どこまでも続くかのような3階建て中層住棟群。
手前の更地になった場所にも住棟があったようです。

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住棟番号。
元から付いていたものなのかは分かりませんが、あまり見たことのない書体です。

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柵が被ってちょっと分かりにくいですが、三角屋根の建物はおそらく集会所でしょう。

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給水塔と同じく、滑り台も金属製。

s-DSC06996_DxO.jpg
滑り台。大分色が褪せてますが、赤・黄・青の3色に塗り分けられています。

s-DSC06960_DxO.jpg

団地は人が住んでこそのもの。
あまり廃墟は好きではないのですが、それでも取壊し前に見ることができて良かったと思います。
この場所に、再び人の賑わいが戻りますように。
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2008年10月結党。
以来、世間一般からはもちろんのこと、団地鑑賞界においても給水塔鑑賞界においても傍流に置かれがちな“団地の給水塔”の地位向上を目指し活動している。
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