日本給水党(団地給水塔鑑賞ブログ)
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《給水塔コラム》給水塔撮影における「避雷針」問題

給水塔の写真を撮り続けていると、そのうちに自分なりに撮り方のようなものが定まってきます。
もちろんいろいろなアングルから撮るのですが、各団地記事の冒頭に使うような一枚はなるべく

1.晴れた日の青空を背景にし、順光で撮る
2.給水塔からある程度距離を取り、下からあおって撮らない
3.給水塔の正面(団地名などが書いている場合はその面)に正対する


という条件で撮っています。

ただ、一つだけまだ自分の中で決め切れていない点があります。
それは「避雷針」の扱い。

ご存知の通り給水塔はその仕組み上、周囲の住棟より高く設計されています。
そのため、給水塔の頂部には避雷針が設置されていることがよくあります。

問題は、この避雷針も写真に収めるべきか否か。

避雷針も給水塔の一部である以上、基本的には収めるべきだとは思います。
しかし避雷針はそれなりに高さ(長さ)があるため、避雷針が全て収まるように撮影すると、写真全体に占める給水塔本体の大きさが小さくなってしまいます。

御託を並べるよりも実際に見ていただきましょう。

DSC01510.jpgDSC01511.jpg

左が避雷針も含めて撮った写真。右が避雷針は含めずに撮った写真。
(ちなみに都公社町田木曽住宅の給水塔です)

一目瞭然!
…というほど分かりやすくないですね、このサイズでは。すいません。
とにかく、避雷針を含めないほうが給水塔本体は大きく写せます。

どちらを採用すべきか。
現在は避雷針を含めた写真を基本としつつ、あまりに避雷針が長すぎたりして給水塔本体が小さく写ってしまう場合は避雷針を含めずに撮影した写真を採用しています。

といいながら、避雷針は細くて見えにくいので、撮影時に避雷針の存在に気づかないで撮ってしまうこともよくありますが…。

さて、この問題についてベッヒャーはどのように対処しているのか。
気になって手元にあるベッヒャーの写真集「給水塔」を見直してみました。

ベッヒャーって誰?という方はこちらをご覧ください↓
ベルント・ベッヒャー(Bernd Becher)、ヒラ・ベッヒャー(Hilla Becher)プロフィール


LINK
(上の画像はアマゾンのアフィリエイトリンクですが、著作権問題クリアのため利用しているだけですのでクリックしないで結構です)

すると驚いたことに、ものの見事に避雷針は全体が写らず途中で途切れた写真がほとんど!
まるで避雷針なんかまったく気にも掛けていないかのよう。
しかし避雷針だって給水塔の一部であることには変わらないはず。

ベッヒャーは給水塔本体の写りを優先して避雷針はカットするという方針で撮影していたのでしょうか?
それとももっと別の理由があるのでしょうか?
ぜひ知りたいところです。

s20120606-DSC02691_DxO.jpgs20120606-DSC02251_DxO.jpgs20120606-DSC01829.jpg
s20120606-DSC01595_DxO.jpgs20120606-DSC01544_DxO.jpgs20120606-DSC01106_DxO.jpg
s20120606-DSC08917_DxO.jpgs20120606-DSC03993_DxO.jpgs20120606-DSC03861_DxO.jpg

避雷針を並べてみました。
こうやって見ると避雷針自体にもそれなりに違いがあって面白い。
やはりこれをカットしてしまうのはもったいない。
日本給水党としては避雷針は基本的にカットせず全体を写すという方針で臨みたいと思います。

ちなみに避雷針自体を鑑賞するマニアはいないのかな?と思って検索してみましたがみつかりませんでした。
始めるなら今のうちですよ!

<2012.6.11追記>
コメント欄で指摘をいただき、もう一度検索したらいらっしゃいました!避雷針マニア。
(“避雷針マニア”で検索しました)

ならばなおさら、避雷針を無視するわけにはいかないなと思いを新たにしたのでした。
日本給水党と党首について

UC

党首:UC
2008年10月結党。
以来、世間一般からはもちろんのこと、団地鑑賞界においても給水塔鑑賞界においても傍流に置かれがちな“団地の給水塔”の地位向上を目指し活動している。
→もっと詳しく

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